NANGA×K-3Bコラボダウン!その魅力と技術を徹底解説

とうとう直営店の店頭や公式サイトに入荷したコラボダウンジャケット。この秋冬、ぜひ注目していただきたいアイテムです。
日本を代表するダウンブランド「NANGA」の背景とその技術力、K-3Bオリジナルの最先端素材やパターン設計まで、この記事ですべて解剖していきます!

ハイスペック・ダウンの代名詞、NANGAとは?

1941年まで遡る歴史的背景

前身となる会社は、古くから養蚕業や布団の産地として知られてきた滋賀県米原市で創業。近江真綿布団のメーカーとして半世紀に渡り地場産業を支えていました。
その技術とノウハウの蓄積を新たな分野に活かすべく、1990年代に独自開発のダウンシュラフを発売し、ダウンブランド「NANGA」が誕生。
以来30余年、登山家に愛されるシュラフやダウンジャケットなどアウトドア・ギアのほか、高品質の羽毛布団やトレンドを押さえた高感度なアパレル製品も手がけ、国内外から大きな注目を集めるダウンメーカーのトップランナーとなっています。


NANGAダウンならではの高度な縫製技術

次に、NANGAダウンの内部構造をご紹介します。他には真似のできない、熟練の技術に裏打ちされた暖かさの秘密が詰まっています。

一般的なダウン製品はダウンパックと呼ばれる薄い布地を重ね、ミシンでキルトステッチを入れ、その隙間に羽毛を充填します。平たくした円柱状の筒が並んだ形になるため、どうしても羽毛が全体に行き渡らず、また縫い目の針穴そのものが冷気を通す「コールドスポット」となります。
NANGAダウンは台形のトンネルを互い違いに接続したボックスキルト。ボックス同士お互いが支え合っているので、均一で大きな厚みを保持できる構造です。コールドスポットがなく、容積が最大になるのでより多くの羽毛を充填でき、また羽毛の片寄りが起きにくいため満遍なく効率的に保温することができます。
高品質なシュラフの製造で培ってきた高度な技術力があるからこそ可能な、手間のかかる縫製工程となっています。

こだわり抜いた羽毛×K-3Bの最先端テキスタイル



高品質の羽毛

NANGAダウンは、厳選した産地から届く成熟した水鳥の羽毛のみ使用。国内工場で洗浄・精製しているため、温度・湿度調整機能に優れ、特有の臭いも抑えられています。 また保温性能に直結する「かさ高性」=フィルパワーも重要な指標ですが、今回のコラボダウンでは、春用の寝袋に匹敵するフィルパワー770となっています。


最先端の表地

この羽毛の性能を活かすため、そして都会で映えるモダンなデザインと機能性を実現するため、表地にはK-3B自社開発の素材を2種類、組み合わせました。
フードや袖、後ろ身頃などには15dtexの極細糸を使った高密度ナイロン織物を採用。SAITOS®GR(サイトス)というフィルム加工を施し、耐水圧10,000mm以上のスペックながらフッ素フリーという環境に優しいテキスタイルは、レザーのような独特のぬめり感と上品な光沢を持ち、K-3Bの中でも最高級品質の製品に使われます。
裏地、前身頃の中心部、袖の内側や裾まわりといった可動性が重要となる部分は、世界最軽量クラスの7デニール・リップストップナイロン「F生地」になっています。
どちらの生地も撥水性と防風性を備えた高機能素材で、ダウンの暖かさと軽い着心地を高めています。


パターンから組み立て直した機能的3Dデザイン



裏地や袖下部分を超軽量のF生地にしたことで、身体とダウンの密着感がより高まり、まるで羽毛に直接包まれているかのような極上の暖かさを感じられます。腕が身体とこすれる時に発生しがちな摩擦感を軽減する効果も。
また裾も一周がF生地なので柔らかく、ドローコードで引き絞ってももたつかずにフワっとした自然なブラウジングが可能です。
綺麗に立ち上がるフードも含めすべてのパーツが立体的に構築されており、動きやすく、こなれたシルエットを描きます。

ファスナーはすべて止水タイプ。胸から腰まで届く大きなポケットは、ファスナーを上からでも下からでも開閉可能。下から開けてハンドウォーマー代わりにもなります。他にも内ポケットがあり、収納には困りません。

左腕のK-3Bワッペンは面ファスナー式で、取り外すとNANGAロゴが現れます。袖口を留めるシリコンタブにも双方のロゴがレーザー刻印されています。

コラボレーションならではの遊び心、職人の技術、最高品質素材。それらすべてを先進的なデザインに落とし込んだダウンは、ヘビーデューティー過ぎない軽快なルックスで、都会生活にもよく似合うモダンな防寒ジャケットとなっています。
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    ¥176,000(incl.tax)

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